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「MOTTAINAI」~有玉台移転顛末記

MOTTAINAI
ケニア出身の環境保護活動家でノーベル平和賞受賞者であるワンガリ・マータイさんが
“MOTTAINAI”という自然や物に対する敬意・愛などの意思が込められているような言葉に感銘を受け、
またリデュース、リユース、リサイクル、リペアの概念を一語で表せる言葉が見つからなかったため、
そのまま『MOTTAINAI』を世界共通の言葉として広めているという。

歌手のさだまさしさんも“MOTTAINAI”という曲を作ったらしい。
(20年ぐらい前までのLPは全部持っているのだが、最近トンとご無沙汰で聴いたことはない。)

そう、日本には “MOTTAINAI” と言う素晴らしい言葉があるのです。

使えるものは使えるだけ使う・・・リデュース(消費削減)
使いまわしできるものは再利用して使う・・・リユース (物資の再使用)
使えなくなったものは違う用途に再生してでも使う・・・リサイクル(資源の再生利用)
手を入れれば使えるものは修理して使う・・・リペア  (修理)

という4Rと、
それでも駄目なものは、自然に還すのがいちばんだから自然に還るものを使う
日本人がもともと持っていた優れた感性を忘れちゃいませんか?

私はもともと貧乏育ち
Rを頭文字とする3R・4Rなんて生まれつき実践してきた。
欲しいものを買ってもらえることは珍しかったから、
自然と再利用・再生・修理の知恵が身についてきた。

      ほかにも
ごみになるものを拒否するRefuse(リフューズ:拒否)
壊れても修理して使うRepair(リペア:直す)
捨てるときには分別するRefine(リファイン:分別)
本当に必要なものかどうか考えるRethink(リシンク:再考する)
個人として所有せずに借りて済ますRental(レンタル:借りる)
携帯電話など使用後は購入先に戻すReturn(リターン:戻す)
着なくなった服などを作り直すReform(リフォーム:改良する)etc.

家電や玩具のようなものでも、壊れたら直して使う。
専門知識もなんにもないのに、ネジ回しで裏蓋を開けてみる。
(今にして思えば危なっかしいことをしていたもんだ!)

小学校低学年のうちは、
テレビの中はどうなっているか
ラジオの中はこうなっている
置時計の中は・・・
興味津々分解してしまって壊れてないものまで壊してしまってよく怒られたものだが・・・
訳判らなくとも高学年になる頃には結構直すこともできてた。

      余談だが、我が家では私の生まれる前から使い続けている電気炊飯器で毎朝ご飯を炊いている。
物心ついた時から食べ慣れている炊き上がり(味)なので美味しい。
ナショナル製で、もうじき半世紀使い続ける。
何度か壊れたが、その度になんとか修復あるいは自然に復活した。

壊れたものでも部品取り、転用・・・のために・・・と捨てない。
壊れているけど、いつかまた使い道もあるだろう?と、
いらなくなったが、いつかまた使えるだろう?・・・
そんなガラクタが、家や物置の中を埋め尽くしていく。

      いつかまた使えるだろう?
なかなか使うこともないが・・・
それでも結構我が家では使われてきた。



住み替えた~い!
大人になって、結婚して、子供が生まれて・・・
結婚時に増築した家も手狭になって、工業製品ばかりの住宅(けっこう昔の写真)を建て住んだが・・・

住いの図面を描くことを生業にし、
人に勧めるばかりの自然に近い素材を使った住いが完成して、
自然に近い暮らしをすることの素晴らしさに触れる度に、
工業製品ばかりの住宅に住むことが辛くなった。

しかし、還暦までの住宅ローンが残る住宅を建て替える?
そのな余力、設計屋フゼイにあるはずもない。
それこそ築15年に満たない住宅を壊すことほど“MOTTAINAI”ことこの上ない。

でも、この工業製品ばかりの住宅の冷暖房損失といったら計り知れない。
家の中が寒い!
すきま風ピュ-ピューの昔のあばら家じゃないのだから・・・
と我慢して住んでいたが、ある年サッシ窓からスースー寒風が入っいることに気が付いた。
それからというもの、冬になると北西風のふきつける窓はビニールなどで窓を塞いだ。

もしかして欠陥住宅?
夏も暑いし・・・
ただ、誰もが有害物質を咎めない時代の建築だったが、
すきま風だらけのせいなのかシックハウスとは無縁だった。

また、狭い日本、環境問題は建築廃材の行き場が失くしつつある。
将来この工業製品住宅の残骸の処理場があるのだろうか?

ほかにも、
○生後間もなく愛娘を小児白血病で失くした辛い経験から電磁波有害説の高圧送電線直下から離れたい。

      ホントはこれが一番の理由かな?
あの日からずっと・・・・・

○生まれ育った地ではあるけれど、
土地区画整理で数百メートル移転を強いられ、土地の形状も向きも気に入らないので愛着がない。
○広い庭の草取りを担っていた母親は現在妻の介護を受けている。
○その母を介護するに適した構造間取りでない。
などなど・・・枚挙に遑(いとま)がない。

という思いも、我が家の“MOTTAINAI”けれども移転したい気持ちに火をつけた。


無茶!な企て
2006年1月末。
今になって思えば、心の中に燻ぶり続けたことが突然芽生えた・・・というか噴出した。
以外にも、妻も大筋異論なかった。

2月から家屋敷の売却先探しと移転先の物色
上手い具合に2月のうちに売却先が決まり、3月上旬に売却契約締結。
3ヶ月後引き渡しという悪条件付きではあるが・・・
(無謀!です。真似しないでください。)

別に夜逃げをするわけじゃないから、今までよりも地の利の良い所を探そうとハードルを高くしたものの・・・
なかなか「これだ!」という所がみつからなかったけれども、
神様仏様のお導きか?
グッドタイミング!!!

目にとまったのが公開直後だったようで、
夜だったが現地確認をして直ぐに購入予約のファクスを入れた。(営業終わっていたので)
周旋屋(不動産屋)によると翌日から引き合いがあったが、自分のほうが一番手だったとのこと。

家屋敷を売り払ってしまったプレッシャーは重かったが、
奇跡的に購入契約・決済引渡しまで超特急。
決行から2ヶ月足らず、3月下旬には移転先の土地を確保できた。

      常識的には、移転先の目星をつけてから売却すべき?・・・なんだろうけども・・・
思い立ったら!・・・で
退路を断ってしまったから大変な思いをした。(させた。)

移転先は、立地、価格等申し分ないところだったが・・・

 これまで、道路と段差があったことから逃れたかったが・・・残念ながら逃れなかった。
 それも幸いしてか、河岸段丘上部に位置し眺望が良い。

 また、現地確認が夜で周辺にまで目が及ばないままに土地が気に入ってしまい
後には引けなくなってしまったことだが、周囲に邸宅が多いことと、敷地南端より75メートル
のところに高圧送電線があった。
まぁ、直下から逃れたことで良しとするかぁ!
また、必要以上に神経質になると、
携帯電話も蛍光灯も・・・文明の利器を使うことができなくなるので・・・



怒涛の2ヶ月
でも、ここから新築移転まで実質2ヶ月を切った。
“生業”もこなしながら、“引越し支度”、“新築計画・手配・指示”の三つ巴。

クライアントの住いはジックリと設計を練るのだが・・・
今回ばかりは悠長に考えてなんかいられない。
大雑把にまとめて建築申請・工事の手配・etc.・・・

      常識的には上手くいくはずがないのだが、
今にして思えば手前味噌ではあるが上手くまとまって住みやすい。
切羽詰まらないと妙案は生まれないのか?・・・

まだ懸案はあった。
二男の中学転校と、新1年生となる三男の入学小学校変更手続きもしなければならなかった。
(妻に任せたことですが・・・)
1学期の途中で転向という方法も選べたのですが、
小学校1年生が馴れた頃に転校というのは負担が大きすぎるということで・・・

というわけで、中学生はともかく、
ピッカピカの1年生を小学校まで送り、
帰りは新築現場まで歩いて下校させて、そこから車で帰宅するという生活がしばらく続いた。


不用品の山
話を“MOTTAINAI”に戻すと、
2月から少しづつ続けてきた引越し整理だが、なんでこんなに物があるのだろう?
“MOTTAINAI”精神で使えないものまで「使えるかもしれない?」としまってあったものだから、
でるは! でるは!

妻には「捨てる!捨てる!」と責め立てられるが、
“惜しい”、“思い出深い”、“MOTTAINAI”・・・
捨てられな~い!
どうしよう?状態?????

“燃えるゴミ”、“プラゴミ”、“不燃ゴミ”などに分別してゴミ出しを繰り返すのだが・・・
2月下旬よりはじめた不用品のゴミ出し、山のように出しても出しても減らない。
“MOTTAINAI”と言いつつ、結局捨てる羽目になるのだから“MOTTAINAI”?

不用品といえども、元は使える物・必要な物だったに違いないが、
いつかは不用品となる欲しい物を、次から次へと手に入れ続けたことが“MOTTAINAI”?
はたまた、スペース(物置)を不用品のために占拠し続けたことが“MOTTAINAI”ことだったのか?


これこそMOTTAINAI
我が家の“MOTTAINAI”ものは家財ばかりでない。
工業製品ばかりの住宅は惜しくはないが、
3年前に、上棟後の大工工事のほとんどをセルフビルドした離れは“MOTTAINAI”
ほとんど自然素材の“杉の木”ばかりでこだわっって造った。
長い年輪を刻んだ“杉の木”が“MOTTAINAI”のは言うまでもない。
離れ造りに手を貸してくれた棟梁をはじめ様々な職種の職人たちに済まなくて“MOTTAINAI”

そんな気持ちから、新たに購入すれば楽で見栄えの良いことだが、
離れの“杉の木”などを少しでも活かすことに・・・
新しい建物にもそのまま利用できるに設計としたり、
姿かたちを変えてでも活かすことができないか? ない知恵を絞ったり・・・

      杉の木にこだわり、
頭の中だけの“絵に描いた餅”にならないように
実際に造って性能などを確かめてみようとセルフビルドした建物だけれども・・・

見かけ上は、よく出来た建物なんですが・・・(手前味噌ですが)
けっこう裏目に出たところもありまして・・・

また、いろんな想いから移転をすることに決めましたが、
そんな想い、思い出のあるものを残したくありませんでした。
土地まで消せるといいのだが・・・せめて更地にしたかった。
・・・というのが、更地渡しでの売却の真相。



取り外すことに四苦八苦
     玄関ドア
     窓サッシ
     アルミ製吊り玄関庇&窓庇
     有圧換気扇&屋外フード
     壁に使った杉パネル
     杉の床板
     手製の玄関框や杉の木タイル
     杉の太鼓梁の一部(真四角でなく一部樹皮の形状を残した梁)
     この工事で残った木材も・・・

ほとんど自分で拵えたものなので、どこをどうすれば取り外せるものと心得ていたが、
しっかり拵えすぎたぁ!
取り外すのに骨が折れ、遅々として進まない。
時間さえもっとあれば・・・もっと活用したい素材が溢れているが・・・
ああ“MOTTAINAI”


工期1ヶ月
土地売却契約から3ヶ月後引渡し。
移転先の土地確保から2ヶ月ちょっと
引越し・取り壊し・更地にして明け渡し・・・
だから、新居の工事は上棟から実質1ヶ月しかない。

たった1ヶ月の間に、
     上棟して構造骨組みを拵える
     屋根葺き
     窓サッシ等取り付け
     外壁張り
     設備配線・配管
     造作(内装)工事
     設備器具取り付けetc.・・・

常識的は到底無理です。
無謀です。
仮設住宅のプレハブじゃあるまいし!

それを、木造軸組み在来工法でやるんです。
それも、新建材(工場生産の建材)は極力使用しません。
したがって、
     “カタログから品番を指定して発注し
     ダンボール箱を開け施工説明書を読めば
     たいがいの人には組み立てることができる。”
といった現代住宅とは違う手間のかかる造作工事を要する。

      時間(工事期間)さえ許すなら、
杉の家”(杉板パネルを用いた板倉造りの家)で建てたかったが・・・
今後、自分のような設計屋フゼイが贅沢できるようになったら別荘にでも応用しよう!



最低限
だから、
     雨風が凌げる
     台所・洗面・浴室・便所といった水廻りは使用できるまで造る
     介護を要する母の寝室はできる限り造る
     ピアノ搬入の必要から音楽室吹抜だけは完成する
     その他間に合わない箇所は、引っ越し後に仕上てもらう。
     2階(寝室・個室・廊下等)についてはセルフビルドするので、床とドア枠&木製ドア・窓枠まで造ってもらいたい。
という条件で建築工事を依頼した。

土地に高低差があるものだから、切り土造成から始まって基礎工事に日数を要した。
したがって、上棟が4月21日、引越しは5月21日に決めた。
今年はゴールデンウィークなんて浮かれている場合じゃぁない。
     引越し準備
     “MOTTAINAI”部材の取り外し
     現場のこと
・・・etc.に明け暮れた。

      子供たちには何処へも連れていってやれずゴメン!



時間がいくらあっても足りない
上棟からちょうど1ヶ月
隣り近所も、だれもが疑ったに違いないが・・・・・
本当に引越しをした。
というか強行した。

玄関の床は仕上がってない。壁も柱や間柱が剥き出しのまま。
台所は出来たが、L・Dの壁は仕上がってない。
母の部屋も間に合わなかったのでショートステイの介護サービスを数日延した。
音楽室などの大工工事も残った。
2階は、階段と杉の床板が張られたのみ。一部だけ下地の石膏ボードが張られたが柱・間柱にグラスウール断熱材が剥き出しのままという状態。


引っ越したものの
工事残が多すぎる。
工事スペースを空けておかなければならないから、引越し荷物を運び込んだまま・・・
落ち着き場所になかなか据えられない。
食卓なんて並べるスペースない。
家族揃って食卓を囲み落ち着いて食事できたのは・・・10日か2週間ぐらい経ってからだったろうか?

2階の居室は、ほとんど出来ていない。
1階の出来損ないは2週間ほど毎日来てくれて仕上てくれたが、
毎日毎日朝から仕事に来てくれるのは有り難いことだが・・・
それはそれでストレスなもので、
“2階(寝室・個室・廊下等)についてはセルフビルドする・・・”と選択したことは
強ち間違いでもなかった。
ただ、本職でもない私がどこまで出来るか?は未知数ではあるが・・・

夜は、
     2階の杉の床に布団を敷いて寝る。
     雨風は凌げるが
     内壁はない
     間仕切り壁もない。
     天井も仕上がってない。
それでも寝れる。


やはり断熱は重要!
思いのほか快適に住むことができる。
冷暖房損失の計り知れななかった轍を踏みたくなかったので
     1階床
     外壁面
     屋根面
の断熱は十分配慮したつもり。

つまり、
     室内の冷(暖)房を逃がさない。
     暑い(冷たい)外気を進入させない。

その成果があってか?
例年6月ともなれば蒸し暑く寝苦しい夜もあったものだったが・・・・・
2階天井は屋根勾配の高い天井だから室容積も大きく開放感からか?
6月末までエアコンの無い生活をしたが、エアコンを必要としなかった。

      エアコンの無いのは、外壁面内側の壁がないので、エアコン室内機を取り付けることができなかった。

余談だが、既存のエアコン取り外し&再取り付けもDIY。
当然エアパージ(真空引き)は真空ポンプとマニホールドバルブを使って冷媒(フロン)を大気に漏らしません。
販売店の安い取り付け工事費ではやってくれないようです。



自然素材は●Rにもってこい
表面に薄く化粧板を張ったりプリントした工業製品の建材と違って、
自然素材の木というものは、
実に
     Reuse(リユース:再利用)
     Recycle(リサイクル:再生利用)
に向いている。

いかに古びて汚れや傷があっても、
     鉋削り
     ペーパー磨き
などすればキレイな木肌が蘇える。
ひのきなら桧、すぎなら杉の良い匂いさえ蘇る。

また、
     切る
     削る
     磨く
     張り付ける
     組み合わせる・・・etc.
工夫次第で何にもなる。

古びて傷や穴だらけの古材でも、
そのまま魅せる活用法だってある。


自然素材は製品じゃない
工業化製品を多用する現代住宅は、
カタログから品番を指定して発注し
ダンボール箱を開け施工説明書を読めば
たいがいの人には組み立てることができる。

ところが、自然に近い素材は多少の木工技術と手間のかかる根気のいる作業を必要とする。

自然に近い素材は製品ではない。
丸太のままが一番自然に近い状態だが、
製材され材木となっても、そのままでは造作材(住宅の内装部材)にはならない。
     挽き割ったり
     削ったり
     溝をついたり・・・etc

カタログ製品仕様に合せて建物を造らなくとも、
建物に合せて、
もっと言うと住まい方に合せて造作材を拵え、造作をしていくのです。


だからセルフビルド
私は今、
そんな自然に近い素材を使って自然に近い暮らしを堪能するためにコツコツと作業をしている。
大工のように上手く拵えることはできないが、好きな事なのでやっている。
創造性と、
いい加減さと、
いろんなの電動工具に頼れば、なんとか大工の真似事をしてセルフビルドすることができる。



冷暖房損失住宅の汚名返上

7月・8月・9月の暑い時期、以前のようにエアコンをフル回転することなく住まうことができた。
電気料金はここ数年の50~60%に抑えられた。(気候的要因等で差がありました。)
ねらい通りの省エネ住宅。
これだけでも、住み替えた甲斐があったというものです。

      省エネにできた理由は断熱のほかにもある。
まずは、当然の事ながら風通しの良い間取りとすること。
・・・といっても、実は通風的に模範となるような間取りではない。
“無駄なくシンプルな導線”を心がけたためだ。
地理的な風通しの良さに助けられた感がある。

また、単に窓を開けて風通しをよくするだけにとどまらず、建物中央部階段廊下上部吹き抜けに有圧換気扇(工場などに用いる強力な換気扇)を設け暑い空気を外部へ強制排出しています。
有圧換気扇には必要以上運転する必要はないので、気温が上がれば運転下がれば停止するように温度コントローラーと風量コントローラーをつけています。

それでも暑い場合にだけエアコンを使用するのです。

また、1つのエアコンを使いまわします。
1階LDKから2階まで直接階段でつながってますから、暑い時はLDKのエアコンを弱くつけっ放しにして、階段下部に置いたサーキュレーター(扇風機)で冷気を2階へ送ります。
2階の個室ドアを開放しておけば僅かながらも冷気が入り込んで、気持ち涼しい感じにはなります。
それには、断熱をキチンとやって外の熱気を入れない、エアコンの冷気を外に逃がさないに限ります。

それから、LDKといっても台所は対面キッチン形式で部分的に開放されているだけです。
コンロ(ガス)を使用するため熱がこもりがちで、エアコンを相当強く吹き出さないと台所の奥まで届きません。
そこで、コンロ脇にある採風勝手口ドアのところにポータブル冷房機を置いてます。
温排気はドアの採風網戸部分から屋外へ排出します。
噴出す冷気が、台所で家事をする立ち位置にちょうどあたり体感温度が下がって涼しいという寸法です。



“MOTTAINAI”症候群
生まれついての「もったいない症」というのは治らない。
“杉の木”の離れから杉の木関係を取り外してもってくるばかりでなく、
工業製品ばかりの住宅からも、工業製品の建材を結構持ってきて新たな住宅に取り込んだ。

それは、インテリアデザインとか? そんなことは全く考えていない。
ただ単に “MOTTAINAI” から
多少の違和感なんか“糞食らえ!”
慣れればなんのことない!
使えるものは使えなくなるまで使う・・・・それが私のポリシーだから

     母の部屋の壁収納(ほとんど使い込まれた感のない新品同様品)
     母の部屋の天井板(プリントではなく突き板の高価格品だったので)
     母のための室内壁手摺(今のところ介護度が重く使用しないので保存のみ)
     台所の収納棚(キッチンも使うことを考慮したが、さすがに手間を考えると・・・)
     収納の折れ戸(3ヶ所10枚、レール類も)
     シャワー・ド・バス(DIYで取り付けて1年ほどの品だったので・・・
                 これは快適です。風呂はなくても良いぐらい)
     照明器具(目だった損傷がなく使えるものはすべて・・・古びていて新しい家に合わないものもありますが・・・)
     衛生器具(トイレ。洗面台も移設を考えたが手間などを考え、YahooAuctionで定価の三割で)
     太陽熱温水器(取り外し&移送は建築屋に頼ったが、設置架台&設置はDIY)
               サンファミリー(外部リンク)、削減効果の例(外部リンク)
     音楽室の防音ドア(ドア枠共2セット、重たく取り外し&移送に骨が折れた)
     未使用のカーテンレール(大手ハウスメーカーのいい加減さ・・・というのか、
                     旧宅でブラインドを取り付ける部屋の窓の分までカーテンレールが運び込まれ
                     不要品としてゴミ箱に廃棄されたものを拾って保管しておいたもの。)
      etc.・・・


これからも・・・
ま!
誰がみても、この住み替え(移転)は “MOTTAINAI” 
私の思いつきで、
家族をはじめ周囲にも迷惑をかけた。

随分と化粧の禿げかけてきたようなところもあるものの耐用年数を随分と残した建物や、
まだまだ使える家財なども塵芥にしてしまった。

それら罪滅ぼしから?・・・か、
“MOTTAINAI”症候群の症状が悪化中!

使えるものは、
     そのまま
     用途を変え
     形を変え
     半端であろうと
     多少インテリアにそぐわなくとも・・・・・使い回す。
用が足りるならば、
     廉価品で構わないし
     DIYで安くできるなら、少々の知恵と根気を振り絞る

そんな事を考えながら、
日々コツコツと
少しづつ、出来る限り
新しい住いをDIY(セルフビルド)している。

工業製品ばかりの住宅からぬけ出し、でき得る限り自然に近い素材の中で、自然に近い感じに暮らしていく。
「CO2を減らそう!減らそう!」と議論するばかりでなく、実践することが一番大事なことだと思う。

      2006.11.03現在 → 写真
2階、私達夫婦の寝室は、まだこんなだ!
柱や間柱・梁といった壁の中に隠れる構造材もやっと隠れるところまでこぎつけた。
間仕切り壁には遮音シート(黒い)を張り、石膏ボードを張る。
最後の表面化粧材は、
一般に下地材に用いられる針葉樹構造用合板を、化粧に仕上て張る。
廉価な素材に、ちょっとだけ手間をかけるだけで
丈夫で天然木の質感を味わえる内装へと変える。

“MOTTAINAI”から、
     Reuse(リユース:再利用)
     Recycle(リサイクル:再生利用)
なんて当たり前。

“MOTTAINAI”から、
     安い素材に自分の手間をかけて、
     高級とまでいかなくとも、そこそこの素材に変化させて使う

そんな “MOTTAINAI” 満載の住いを住みながら建築中!

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