しぶんぎ座流星群(99/12/26)
森田亮介氏(東京近郊地区流星観測者会)による「しぶんぎ座流星群観測指針」
・概説
年頭を飾る流星群として有名な「しぶんぎ座流星群」。8月のペルセウス群、12月のふたご群とともに三大流星群の一つに数えられ、毎年安定した活動を見せてくれる流星群である。(ここ数年は、11月のしし群も含めて、4大流星群という人もいる)
流星群の名称は、通常その群の輻射点(同じ群に属する流れ星は、天球のある1点から放射状に流れるように見える。この点を輻射点(ふくしゃてん)または放射点という)がある星座の名前を用いている。しかし「しぶんぎ座」は、現在存在していない。そのため、現在の星座名から「りゅう座流星群」とも呼ばれる。
この群の母天体はマックホルツ第一周期彗星といわれているが、はっきりしない点が多く、ヘールボップ彗星との関連性も言われている。
この群の極大は非常にシャープであり、極大を捕らえられるかどうかで流星数が大きく変わってしまう「当たりはずれの大きい」流星群である。
| 活動時期 | 極大 | 輻射点 | 出現数(/時間) | 母天体 |
| 12月末〜1月上旬 | 太陽黄経283.1 | 230゜ | 49゜ | 20〜 | マックホルツ第一周期彗星 ? |
極大:出現数が最大となる時期
輻射点:同一群に属する流星は、天球上のある1点から放射状に出現するように見える。
この点を輻射点とよび、座標(赤経 赤緯)で示す。
・今年(2000年)の条件
今年は、予想される極大が1月4日午後1時ごろにあたるため、活動のピークを目で捕らえることはできない。したがって、残念ながら今年のしぶんぎ群は「はずれ年」となりそうである。
月明かりはなく、太平洋側では冬のすんだ星空の下での観測ができそうである。流星群の活動は、輻射点が地平線より昇らないと見られず、より高いほど好条件となる。しぶんぎ群の輻射点は午後11時過ぎ(東京にて、以下同様)に昇ってくるが、観測としては、高度が20度をこえる午前2時以降から夜明けまでがむいている。見る方向はあまり気にせず、寝転ぶなど楽な姿勢で眺めましょう。
予想極大時刻 1月4日午後1時頃
2000年1月3〜4日の観測条件(東京)
日の入り 16:41 月の出 4:24
薄明終了 18:11 月齢 27
薄明開始 5:20
日の出 6:50
Homeへ