2001年 しぶんぎ座流星群眼視観測結果(速報値)  データ提供:NMS同報有志ほか

 新年の幕開けを告げる、「しぶんぎ座流星群」(別名:りゅう座流星群)が、1月3日から4日にかけて極大を迎えた。
 予想されていた極大は、1月3日午後7時頃、4日午前2時頃(3日午後9時頃というものもある)であった(いずれも日本時間)ため、明け方に向けて活動が収束していくものと考えられていた。しかし、現在までに速報された日本における眼視観測データをみると、1時間あたりの出現数は、1月4日午前4時台・5時台において50個程度と明け方に増加する傾向が見られ、これを観測条件・輻射点高度を考慮した補正値(ZHR)で捕らえてみても、小規模ながら、出現数の増加が確認できる。

 1月3日から4日にかけての観測データを、各時間帯ごとにまとめたものが、以下の表およびグラフである。なお、集計に用いたデータは、観測時間が30分以上、最微光星4.5等以下、雲量4未満、輻射点高度10度以上の条件に適するもののみである。また、CHRおよび、ZHRの計算方法は、以下に示すとおりである。

CHR=HR×Fa×Χ  Fa=r^(6.5−Lm)  Χ=1/(1−Cl/10)
  HR:1時間あたりの流星数  r:光度比(1.6を使用)  Lm:最微恒星光度  Cl:雲量

ZHR=CHR×Fb
  Fb=1/sin^1.5(RP−h)
  Fb=1/sin^1.5(RP−h+5×cos^2(RP−h))   日本流星研究会(NMS)準拠
  Fb=1/sin(RP−h)  国際流星機構(IMO)準拠
    RP−h:輻射点高度(早見表 からの概数値を使用)

 ZHRについては、上記3つの修正係数Fbを用いて求めた、3つの値を示した(上から順に1,2,3)。なお、国際流星機構では、しぶんぎ群についてはCHRを求める際の光度比rを2.1としているが、他のZHRとの比較のため、1.6で計算してある。また、詳細データでのZHRは、1の値である。

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HR ZHR(1) ZHR(2) ZHR(3) データー数
DATE JST Solar. 平均 最大値 最小値 平均 最大値 最小値 平均 最大値 最小値 平均 最大値 最小値
03/04 0時台 283.33 7.6 42 0 148.5 517 32 92.1 325 19 68.8 242 14 11
1時台 283.37 14.3 40 2 105.5 220 24 80.3 167 18 62.6 128 14 14
2時台 283.42 17.9 51 4 87.5 207 28 73.7 171 24 60.6 140 20 18
3時台 283.46 28.5 86 5 95.0 219 26 84.7 190 23 73.3 162 21 19
4時台 283.50  39.6  143  8  95.2  251  37  91.4  236  35  80.0  204  31  17
5時台 283.54  54.2  134  9  104.0  191  30  101.9  191  28  95.4  176  28  11
HR:1時間の間に一人の人間が数えた流星数
ZHR:好条件(雲がなく、6.5等級の星が見え、輻射点が天頂にある)のもとで、
    1時間の間に一人の人間が数えられるであろう流星数




詳細データ
 表1 2000.12.22/23-2001.01.02/03
 表2 2001.01.03/04-
 図1 出現数変化
 図2 出現数変化(極大付近)

   

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