浜松の凧揚祭って?
「あ、知ってる知ってる。凧揚げるお祭りでしょ?」
「そうそう、大っきな凧揚げるんだよね。私見たことあるよ」
「天狗の絵の凧だとか、天の字の凧だとか」
……
そんな声が聞こえてきそうですね。じゃあ、いつ、どこで、なぜ凧を揚げるのか、ご存知ですか?
浜松凧揚祭は、5月の3日から5日までの間、二帖〜八帖(B3の紙で24〜92枚分)の大きさの凧を揚げるお祭りです。
凧を揚げる会場は、現在は浜松の南、中田島砂丘に隣接する海浜公園のグラウンドを使用します。
以前は5月の1日から5日まで、浜松の中心街から北へ数キロの、陸軍の錬兵場の跡地が祭りの会場でした。
現在は日数こそ減りましたが、規模はどんどん肥大化しています。
凧揚祭FAQ(よくある質問)
壱 どうやって参加するの?
参加の基本単位は各町の青年組織を基本にした「組」です。
「町」と「組」の概念が複雑に入り組んでいるので、お祭りのときは「町」≒「組」でもあります。
浜松には町名だけでも300以上の町がありますが、そのすべてが「凧」に参加しているわけではありません。
もともとが、江戸時代の浜松宿と、その周辺地域の行事だったので、かつては65町が参加しているだけでした。
昭和30〜40年ごろまでしばらく参加する町が減ったこともありますが、昭和50年以降、新たに参加する町も増え、今では170余の町が凧揚げ祭りに参加しています。
青年組織の「組」が中心なのですから、実際に祭りを動かしているのは、いわゆる「若い衆」。
各町の若い衆が、自分たちの町の矜持をかけて、各町の印の描かれた凧を威勢良く揚げるのです。
弐 なぜ凧を揚げるの?
凧揚げは大きく分けて二つの要素があります。
- 初凧
過去1年間に生まれた嫡子(最近では、通称『初子(はつご)』という)の誕生を祝い、お子さんの名前を各町の凧の右下にあしらい、祝いとする。
いかにも端午の節句に絡んで、晴れがましいお祝いの行事です。
しかし、「凧」にはその晴れがましさと対照的な、「荒々しい祭」の側面もあるのです
- 喧嘩凧
実はこちらのほうが「凧」の醍醐味なのです。
凧を揚げた糸を他町の凧の糸に絡ませ、激しく糸の切り合いを行います。
ある時は凧と一緒に糸を風に乗せて送り
またある時は糸を町衆の力でたぐり寄せ
摩擦によって相手の糸を切るのです。
今でこそ減りましたが、昔は凧揚げの会場(通称『凧場(たこば)』)に、麻の凧糸が摩擦で焼け焦げる匂いがよくしたそうです。
参 いつ頃から始まった行事なの?
起源についてはあまりはっきりしないところが多いんです。
詳しくは起源のページをご覧ください。
四 お祭りは昼間の凧だけ?
いえいえ、祭りは夜にも盛り上がります。
夜は屋台の引き回し、練りがあります。
屋台は桃山様式の趣向を凝らした山車で、屋台の中のお囃子の子供たちと街中を彩ります。
ある町は長唄、またある町は常磐津、または民謡、いろいろな音曲で街中を囃して回ります。
練りというのは、町中を各町の衆が集団で駆け巡って、初凧を揚げた家や祭りにご厚志を頂いた方にみんなでお祝いに行く、浜松独自の風習です。
祭り装束に身を固めて、「フランスデモ」や「ジグザグデモ」をやっている様子を想像していただくのが一番近いでしょうか。ただ、足のリズムは「駆け足行進の譜」ですが(笑)。
もちろん、ご接待もあるので、多くの人たちに祝ってもらったほうがお施主さんたちも気持ちがいいですよね。
興味のある方は、各参加町の人に聞いてみてください。
青年会、自治会の人なら、参加する方法を教えてくれるはずです。
詳しく参加方法を知りたければ、ここをクリック。
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