好きな音楽アルバムBEST



そのほとんどがCDです。これぞと思うものをジャンル別にまとめてみました。
まずはクラシックから・・・

☆ ブルックナー:《交響曲第8番》マタチッチ/NHK響
この曲聴くなら、どうあってもマタチッチでしょう。特に第4楽章などは、オケが、たとえちょっとしたミスあろうとも淡々とした足取りでグイグイ勢いよく進むさまは、まさしく圧巻! どうあろうとも僕はこの演奏がいちばんのお気に入りです。

☆ プロコフィエフ:《交響曲第5番》N・ヤルヴィ/スコティッシュ・ナショナル管
別の、先ごろ入手するもあまり気の乗らないデュトワ盤との比較でますます輝きを増すN・ヤルヴィ盤。ある時、ヤルヴィのテープが切れてダメになったきっかけに、この第5番だけでなく、効率よく交響曲全集版を購入しちゃいました。無理のない軽妙な演奏もさることながら、余韻がとても美しいさわやかなCDです。

☆ ホルスト:組曲《惑星》冨田勲編(カセットテープ) 
《木星》以降からでしたが、FMラジオから流れ、エアチェックに踏み切ったときは、それはもうー、狂喜の沙汰! ついに見つけたぞ、って感じで、妙に居心地のいい夜でした。管弦楽版もいいけどね・・・。(詳しくは別項、組曲《惑星》を参照の程。)

☆ ストラビンスキー:バレエ《春の祭典》アバド/ロンドン響  
演奏者はいったい誰なのか!?と、T・トーマスで青ざめ、マゼールで、もーどーにでもなれって感じで、さんざん長いこと探し求めてようやく探し当てたのだが・・・ハルサイの数あるレコードの中でもこれが唯一もっともいとおしいレコードとなってしまいました。テープに入っていたあの「いけにえの踊り」の部分が、あわやアバドのこのレコードから聴こえてくるとは!? 喜びを通り越して正直クタクタ。もしや?とも思わず、あまり期待してなかったこともあって、いいかげん探しくたびれたって気分でした。のちに復刻版CDまで買って、おそらく100回以上は聴いたでしょう。いまだに飽きがきません。

☆ メシアン:《トゥーランガリラ交響曲》小澤征爾/トロント響(カセットテープ)
特に、第2楽章「愛の歌」が好きでよく聴きます。とても懐かしい曲であり、演奏です。最近入手したケント・ナガノ盤もわるくないんだけどね・・・この演奏で聴くと、思い入れもそうとう強いのかオザワの打楽器処理のしかたがまた非常にお気に入りであり、大昭和製紙富士工場のガチャガチャした独特の光景が目に浮かんできてなんとも異様な気分になります。

☆ 『ブラス&パーカッションの饗宴』M・グールド/シンフォニック・バンド
めちゃめちゃエコーを効かせ、專体連でのアルテックの大型スピーカーから体育館いっぱいに響き渡った《星条旗よ永遠なれ》がたいへん思い出深いこの演奏は、レコードで聴いても、とにかく隙がなく、カッコよく、乱れというものが一切ない。気がつくと、自分のレコードはもはや專体連がどうのこうのという以前に、まして他の演奏を大きく突き放すほどにおそらく素晴らしく超名盤だったんですね。

☆ 『TV-CFヒットジャズ・フュージョン篇』
いつの日か聴き込んでいるうち、なかでもいちばん大切なCDとなってしまいました。
南国風のジャケットを見ると、これはどう見ても夏場に聴くCDにしか見えないのですが、意に反し、僕は真冬の午後、白くモダンな洋室に明るい日差しが降り注ぐなか、なるべくボリューム下げ聴いています。とても癒され快適です。

☆ ポール・モーリア:『オーバーシーズ・コール』
もちろん大切にしていたのですが、ヤマハ製の、買ったばかりのカセットデッキのトラブルで、なんと、テープの出だし部分をうまそうにパクパク食べてしまってからにしてからに!?・・・あとで気づいたのだが、説明書を見たら、消えるワケについてページの終わりのほうに小さくこちゃこちゃっと記されてありました。ヤマハさんよ、こういう大事なのはページのはじめのほうにもっとわかりやすく大きくドッカーンと載せとくべしっ!!
そんなわけで、やむなく復刻版CDを求めたのですが、これがまたなかなか再発売されなくて、困って、困って・・・やっとの思いで入手しました。これを聴くと、当時流行ったFMレコパル誌のこととか、オーディオに夢中だったあの頃のことを思い出し、元気が湧いてきます。

☆ ヴァンゲリス:『螺旋』
曲に似合わず、ヘッドフォンのシールド・コードの先っちょがこちらに向かって飛んできそうでなんだかわけわからないような日常風のジャケット写真が印象的なこのCD。その中の、「♪ディンドン、ド、ドン・・・」と、ヴァンゲリス自身がなんだかわけわからないふうなうめき声を立て、なんだかわけわからない《バラッド》がすこぶるお気に入りです。このなんだかわけわからない曲がわからないと死ぬに死にきれないと思いながらも、曲名もアーティストもまったくわけわからずずっと悩んでいたところ、このなんだかわけわからない曲がなんと、なんだかわけわからないなりにサマになって流れていたのをNHK‐Eテレの「日曜美術館」のなかで発見! まもなくNHKさんとも連絡が取れ、なんだかわけわからないこの謎だった曲が、なんと、なんと、めでたく解明できたので、もー、嬉しくて、嬉しくて、嬉しくて!! NHKさんはとても親切でした。しかし謎めいていたからこそよけい魅惑的で曲に吸い寄せられてしまったのではないか、と。
いずれ悪天候のときとか、嵐のさなかにボリューム絞って聴くと、独特の風景がよみがえって心なごみます。

☆ 稲垣潤一:『TRANSIT』
稲垣潤一といえば、《夏のクラクション》、《1ダースの言い訳》なんかがやたらヒットし有名でしょうけど、僕と同じく東北出身なのでなんとなく親近感が湧くし、癒されるし、素朴な歌声がとても魅力的です。

☆ 『花は咲く』花は咲くプロジェクト
唯一、泣けてくる1枚。聴くと、ほんとうに胸が痛くなるほどです。
実は、この曲が流行りだしたころ僕は、ちょうどある病で入院しておりまして、そんな折、病室のテレビからたまたま流れてきたのがこの曲なのでした。
そうした経緯もあって、東北の悲惨な光景はもとより、入院中のさまざまな出来事とか、苦しみのさなか、それまで眠り続けた中で、いったい夢なのか現実なのかもはっきりしないような希望と冒険に満ちた不思議な夢までもがまざまざとよみがえって、もう僕には、決して涙なくして聴けない特別な曲となってしまいました。
また、これとは別の、いつか某デパートで限定販売されていたCDの歌もたしかに良かった気がしたんですが、復興支援のためのこのCDとDVDは、感情あらわっていうか、さんざん泣き崩れた後のような歌手もなかにはおられましたし、せっぱ詰まった表現が痛々しいほど感動的で、やっぱさすがに特別な気がしました。岩田華怜さんの歌もケレン味がなくさわやかでとても素敵です。





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