以前、政府のとある公的機関が女性器の愛称を募集したことがあったらしい。
男性器には「ちんちん」という愛称があるのに女性器にはない、というか、
あるけど公には言ってはいけない言葉というのはおかしい、と。
そこで公募したところ、「われめちゃん」、「まんぺこ」、「おぱんぽん」といった
言葉が候補に並んだという。
「われめちゃん」は見たまんま。「まんぺこ」は「ちんぽこ」に対してヘこんでいる
から、というのが理由になっていたが、関東地方では「まん」という言葉だけでも
猥褻なイメージをもってしまうため、落選となった。
それで「おぱんぽん」。なんとなく響きだけのような気もするが、最終選考
ではこれが選ばれたそうだ。
・・・そのとき、文部省は揺れた。
性教育特別審議会委員長だった田中は、一つの言葉を目の前にして途方に暮れていた。
おぱんぽん。
彼が今まで行ってきた仕事のなかで、これほどの困難があっただろうか。
これまで何度も行われた審議会では、すでに「われめちゃん」が多数の支持を受けていた。
しかし彼は、次の審議会で「われめちゃん」を支持する委員たちを前に、「おぱんぽん」の名称を
受け入れるよう説得せねばならなかった。しかし、もう十分な時間は無い。
それでも彼は子供たちの未来のため、そして明るい性教育のため、
この「おぱんぽん」に賭けるしか、道は無かったのだ。
そして、奇跡が起こった・・・。
プロジェクトX風に言うとこんな感じでしょうか。田口トモロヲの声で読んでください。
もちろん、そんな審議会もないし、膳場貴子に「大変・・・、でしたねぇ」とか言われちゃう
元・文部省の年取った田中さんもいないですけど。
それに「じゃ、これからは『おぱんぽん』でいきましょう」とか、全国に発表したっていう話も聴いたことないですね。
そんなこんなで、この「おぱんぽん」という名称は歴史の波に呑まれ消えてしまっているわけです。
でも、結構いいと思うんですけどね、おぱんぽん。
なんかやらしくないし、「おちんちん」と同じマヌケさがありますね。
「デリケートなおぱんぽんのかゆみに」ってCM作れるし。
以前「イカ天」の後のお笑い番組で「女性器の新しい名称を考える」というお題に対して
なぎら健壱は「ぐろべんちょ」というのを提案してましたが、それはあんまりにもあんまりだな、と。リアルで。
女性歌手SILVAは、男性器に「キンキン」、女性器に「ケロンパ」という名称を使っています。
これはとってもわかりやすくていいですね。
しかし思うに、いわゆる日本女性の奥ゆかしさっていうのは、
「言葉にしてはいけないモノを内蔵している」というところにあるのかも知れません。
それは社会的な要請とも言えるわけですが。
「言葉に出せないようなモノを持ってるやつは表に出るな!」という男尊女卑の裏返しですかね。
とまあ、女性器をおもしろおかしい名称で呼んでいる国々は、きっと性に関してオープンで男女平等もキッチリ
出来てるんじゃないかと思います。
「よう! おぱんぽんの調子はどうだい?」「うん、まあまあ。」
なにがまあまあなのかよくわかりませんが。