「ぼくたちはみんな いつでもそうです
女の子のことばかり かんがえている」
くるり『男の子と女の子』
男ってなんだろう。
筋肉? ヒゲ? ハゲ?
どれも見た目の問題だ。
では男の内面はどうだ。
口では強いことを言うが、行動は優しい。
車庫入れをスイスイと一発で決める。
部屋が散らかっていても気にしない。
トイレに行っても小の時は手を洗わない。
なんかモノを集めたがる。
メカニカルなものやメタリックなものが大好き。
時計がデカイ。
「だいたいいつも男なんて 甘ったれで 情けなくて」(久宝瑠理子『男』)
・・ロクなのが無いなあ。
基本的に、男らしいヒトを観察すると、「オス」的な部分で動いてるような気がする。
たとえば、仕事はバリバリこなす。そして、女性への気配りやプレゼントを忘れない。
また、妻子のあるなしを問わず、気に入った女性には声を掛ける。
そのうえ、女性をモノにするために、ほかに使えよってくらい体力と時間と財力をつぎこむ。
しかしコトが終わると急に冷静になり、「明日仕事だから」なんて言ってそそくさと立ち去る。
「あー、またやっちゃった」とか考えながら。
こういう男性は、というか男性の多くは、
「つねにぶらさがっているアイツ」に動かされているのではないかと思う。
ここでは「アイツ」のことを仮に「王選手」と呼ぼう。
大多数の男は、「王選手」の命令に背くことができない。
王選手が「自主トレのために勉強したいんだ」と言えば、男は参考書を用意するために夜中でも
本屋をかけめぐるし、王選手が「打撃フォームを練習したい」といえば、
すぐさまレンタルビデオ店に走るだろう。まさに王監督状態である。
王選手の望みとあらば、時にはバッティングセンターに行くこともあるだろうし、
遠征試合へ出かけることもあるだろう。
男が高い車を無理して買ったり、ファッション誌を見てがんばって
おしゃれしたりするのも、王選手が「素晴らしいピッチャーと勝負したいんだ」と願うから。
王選手も相手ピッチャーも満足させられる男は、すばらしいと思う。
本能に基づいて行動するというのも、なかなかできることではない。
筆者の王選手はすでに名球会入りしているので、その必要もないが。