みなさんはクラブってよく行きます?
はずかしながらあたくし、3軒くらいしか行ったことないんですが
その中でかなり思い出深いクラブのこと、お話しします。
あれは数年前のクリスマスイブのことでした。当時はガールフレンドもおらず、
仲のいい女友達から、なんだか雑誌で見つけたクラブに行きたいからついてきて、
ってなことを言われましてほいほいついてったわけです。
近所の居酒屋でちょっと呑んで場所を確認してから体も温まったことだし
さあいくか、とそのクラブに出動。
まず入り口に小さなすきまがありまして、そこから伸びた手にお金を払いいざ入店。
もうその、スキマ、って時点で我々はコトに気づくべきだったのかも知れません。
まあ中はミラーボールがあって鏡張りで、それなりにクラブの内装だったんですが、
中にいたのがなにやら東南アジアの女性3人。客はおらず。
カウンターでは怖い顔してアロハ着た中年アジア女性が酒をつくってます。
あれはきっと、ママ、なのでしょう。
これは入る店を間違えたかなというかなんの店だ、と思いつつふと見ると立派なDJブースがあってドレッドヘアの青年がアバかなんかのレコードをかけてたんでああやっぱり音楽かけて踊る方のクラブだな、ってちょっと安心してとりあえず踊ってみました。ドレッドでアバ。
踊っていたらいつの間にかそのDJが隣へ来て、どんな曲が好きですか?合わせますよ。
とかなんとか低姿勢で聞いてくるので、んじゃUKモノをって適当に答えてみたものの、そんなサービス良いDJ聞いたことねえ、って結局ギターポップとか流してたけど。
なんべんかアジア女性と目が合い、トシイクツー?、ぼく22歳、エー! ミエナイヨー、とささやかに国際交流をしてみたあと座ってカクテルなぞ舐めつつ同行の友人と話をしていると別のお客さんが入ってきます。
それは背広の中年サラリーマン。ほうその年代でクラブ通いとはお若い、という思いとは
裏腹に彼はスッと席に直行、これまたスッとホステスさんが横に座り。
お互い腰に手を回し語らいはじめました。口説いてるじゃんやっぱり違うクラブじゃん。
と思って踊っているとまた次の客が。今度はラテン系の青年二人組。
ホリの深い顔でニヤニヤ女友達の方に近づきます。見てます。しゃべってます。
ドアの外へ出ていきます。なんて速いナンパなんだ、って思いつつ一人にされたあたくしは仕方なく
小刻みに踊ってました。ふとアジア女性を見ると、彼女は踊りながら鏡に写る自分の体をみつめ、服のスソ整えてたりしてます。そんなに自分ファンなの。
やがて女友達とラテン青年が戻ってきました。なんだか階段の陰で国際交流を求められたのを一旦は断ったものの青年が収まらないので仕方なく技術立国ニッポン。すみません、眠いんです。
日本社会の国際化とスピード化はここまで来ているのか、となんだか感慨深げになった夜でした。
そんなお店でサービス精神を発揮してがんばっているDJたちが、なんだかかわいそうな感じもしましたね。

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