■車は用途別に色々な形状があります。
 これを具体的に分けたものが「車種」です。ここでは、さまざまな車種についての解説をします。

 
セダン

[例] クラウン(4DSD Lクラス)

■セダン

セダンとは、4D(D:ドア)で3BOX(※)の車を示す。
(※)3BOXとは、[エンジンルーム]・[キャビン(車室内)]・[トランクルーム]の3つのBOXから成り立つ構成

セダンは、排気量・寸法などによりLクラス・Mクラス・Sクラスに区別される。
・Lクラス=レクサスLS、セルシオ、クラウン、シーマ、レジェンド、ベンツSクラス 等
・Mクラス=マークX、ティアナ、アコード、ベンツEクラス、BMW5シリーズ 等
・Sクラス=カローラアクシオ、ティアナ、フィットアリア、SX4セダン 等

ドアを開けたとき、ドアに窓枠が無いものを「ハードトップ(HT)」と言う。
HTでBピラー(B:キャビンはフロントからABCの三本の柱により構成されている・ピラー:柱)が無いものを
[ピラーレスHT]と言う。窓を全開したときの開放感はあるがボディ剛性が弱くなる欠点を持つ。
バブル時代に流行った手法で、現在の車では安全面からほとんど採用されていない。
また、雨漏りなどの水漏れが発生しやすい欠点もある


クーペ
[ スポーツカー・スペシャリティーカー・スポーティーカー ]

[例] スープラ(3DHBC)

■クーペ

クーペとは、2Dで3BOXの車を示す。
クーペにも種類がある。
・ラグジュアリィークーペ=GT的(GT:グランツーリスモ)なパーソナルクーペ
(例)レクサスSC、フェアレディZ、ベンツCL、SLK、BMW6シリーズ 等
・スポーツクーペ=スポーツ走行を得意とするクーペ
(例)スカイラインGT-R、RX-8 等

車を見ると2Dに見えるが3Dであるものもある。トランクスペースとキャビンが一体化している車だ。
このような車を3DHBC(3DHBC:3ドアハッチバッククーペ)と呼ぶ。
(例)スープラ、フェアレディZ、インテグラ、RX-7 等
また、2Dでドアの窓枠が無いものを「2DHT」と呼ぶ。

■スポーツカー

スポーツカー本来の定義は、「専用エンジン・専用ボディ」で構成された車である。
現在の日本では、RX-7など限られた車にしか該当しない。
しかし、今はスポーツエンジンを搭載している車ならスポーツカーと呼ばれる。
スポーツカーは、車重によりヘビーウェイト・ノーマル・ライトウェイトに区別される。
・ヘビーウェイト=スープラ、スカイラインGT-R、NSX、GTO 等
・ノーマル=セリカ、シルビア、インテグラ、インプレッサ 等
・ライトウェイト=レビン(トレノ)、パルサー、シビック、スイフトスポーツ 等
また、純粋にスポーツをするために作られた車を「ピュアスポーツカー」と呼ぶ。

スポーツカーと言えば2D(3DHBC)だが、セダンやワゴンにもスポーツ走行が得意な車がある。
これらは、スポーツセダン(ワゴン)、またはホットセダン(ワゴン)と呼ばれる。

■スペシャリティーカー

スペシャリティーカーとは、スポーツカー的要素はそこそこもっている車でラグジュアリークーペなどを示す。
俗に言う、一昔前の「デートカー」と呼ばれるモノである。

■スポーティーカー

スポーティーカーとは、スポーツカーの姿はしているが搭載エンジン・足回りなどがスポーツするもので
はなく、ジェントル向き(ジェントル向き:乗り心地重視)になっている車である。


オープンカー(カブリオレ・コンパーチブル)

[例] S2000

■オープンカー(カブリオレ・コンパーチブル)

オープンカーとは、車のルーフが鉄製でなく幌(皮など)になっていて自由にルーフを開閉できる車を示す。
オープンカーとカブリオレやコンパーチブルは意味が微妙に違うが、現在ではどれもオープンに
なる車を指す。
幌は手動・自動開閉のタイプがある。また、普通のオープンカーは2人乗りだが多人数乗りのタイプもある。
リアウィンドウは、ガラス製・ナイロン製があるが、ガラス製のほうが視界は良好だ。
オープンカーに鉄製のハードトップをオプション設定してあるタイプもある。
また、ベンツSLKのようなメタルルーフが開閉するタイプもある。
ボディルーフが全て幌でできていて開閉するものもある。これは「キャンパストップ」と呼ばれる。
SW20 MR2やフェアレディZ、カプチーノなどルーフをいろいろに替えれるタイプもある。
(例)MR-S、シルビアヴァエリッタ、S2000、ロードスター 等


ハッチバック(HB)
[ コンパクトカー・リッターカー ]

[例] フィット(5DHB)

■ハッチバック(HB)

ハッチバックとは、3Dまたは5Dでトランクがキャビンと一体化している車を示す。トランクが無い分、取り回
しは楽だがラゲッジルーム(トランク)が狭い。
コンパクトカーなどに多く採用されている。
(例)ヴィッツ、マーチ、フィット、コルト、デミオ 等

■コンパクトカー

コンパクトカーとは、車の全長が短い小さな車を示す。排気量も少なめで生活密着型タイプの車と言える。

■リッターカー

リッターカーとは、排気量が1000ccの車を示す。
コンパクトカーと同じように見えるが排気量により区別できる。
(例)ヴィッツ、パッソ、ブーン 等


スティションワゴン

[例] プリメーラ ワゴン (Mクラス)

■スティションワゴン

スティションワゴンとは、5Dでラゲッジルームがキャビンと一体化している車を示す。セダンをベースに開
発されているものが多く、荷物の積載に適する。
スティションワゴンは、排気量・寸法によりLクラス・Mクラス・Sクラスに区別される。
・Lクラス=クラウンエステート、ベンツEクラスワゴン、アウディA6ヴァリアント 等
・Mクラス=マークUブリッド、ステージア、アコードワゴン、レガシィワゴン、アテンザワゴン 等
・Sクラス=カローラフィールダー、ウィングロード、エアウェイヴ 等


ミニバン
[ 1BOX・商用バン ]

[例] ウィッシュ (Mクラス)

■ミニバン

ミニバンとは、5Dまたは4Dの1.5BOX形状の車を示す。(1.5とは、キャビンが1でエンジンルームが0.5と
なる)
多人数乗車に優れ、現在の車販売の主流となっている。
しかし、多人数が乗りこむとラゲッジスペースは皆無となるデメリットがある。
ミニバンは、排気量・寸法によりLクラス・Mクラス・Sクラスに区別される。
・Lクラス=アルファード、エルグランド、エリシオン、デリカD5、ベンツVクラス 等
・Mクラス=ノア、ウィッシュ、セレナ、オデッセイ、MPV 等
・Sクラス=ラクティス、キューブ、フリード、ブーンルミナス 等
また、軽自動車のミニバンタイプは「ミニミニバン」として区別される。
(例)ワゴンR、ライフ、ムーヴ、ステラ

■1BOX

1BOXとは、その名のとおり見た目ではキャビンしかない車を示す。
キャビンの中にはラゲッジルームも含まれる。
正面衝突安全規準をクリアすることが困難な形状なため現在では種類が減少してきている。
(例)ハイエース ワゴン、キャラバン、デリカスターワゴン、ボンゴ

■商用バン

そもそも普通の一般乗用車と商用バンとの違いは、ラゲッジスペースの広さの違いである。
キャビンよりラゲッジスペースの方が広い場合は「バン」と区別される。
5ナンバーサイズのナンバーは「4ナンバー」、3ナンバーサイズのナンバーは「1ナンバー」となる。
商用バンの車検は、普通の一般乗用車の2年とは違い1年(毎年車検)となる。
新車時からの初回車検は登録日より2年目である。


クロカン四駆
[ SUV・ピックアップ ]

[例] ダットサンピックアップ (Mクラス)

■クロカン四駆

クロカン(クロスカントリー)四駆とは、3Dまたは5Dの2BOX形状の車を示す。悪路・雪道走破性に優れ
る。
四輪駆動車は、ドライバーの操作で二輪駆動にもできる車もある。
車高が高いため視界がよく、悪路・雪道走破性に優れるがスポーツ走行は苦手。
クロカン四駆は、排気量・寸法によりLクラス・Mクラス・Sクラスに区別される。
・Lクラス=メガクルーザー、ランドクルーザー200、サファリ、パジェロ 等
・Mクラス=ハイラックスサーフ、テラノ、プロシードマービー 等
・Sクラス=RAV4、デュアリス、エスクード 等

■SUV

SUV(スポーツ/ユーティリティ/ビークル)とは、クロカン四駆の性能を持ちながら街乗りのデザイン・
走行性を兼ね備えた車を示す。
(例)レクサスRXハリアー、ムラーノ、ベンツMクラス

■ピックアップ

ピックアップとは、荷台があるクロカン四駆タイプの車を示す。
業務用としては根強い人気もある、北米では人気車種である。
(例)ハイラックスピックアップ、ダットサン、ストラーダ、プロシード


軽自動車

[例] MRワゴン (ミニミニバン)

■軽自動車

軽自動車とは、排気量が660cc以下でサイズにも規格がある。
1998年10月に軽自動車の規格は改定された。
この規格改定以降の軽自動車は、安全性・快適性の向上が図られ、買い得感が高い車となる。
税金も安く、維持費も低コストで済む。(一部地域では車庫証明書が必要無い)
軽自動車にも上記で説明してきたようないろいろな「車種」がある。




  <車種総括>

なるべく自分にあった車を選択してほしい。
ブ−ムだからといって無闇にそのような車を買うのはお薦めできない。
流行に流されず自分の生活に合った車、趣味にあいそうな車を選んでほしい。
車を買ってから後悔してほしくないのだ。
大排気量の車はそれなりのランニングコスト(車の維持費)がかかるから覚悟しとくように。
初心者だから「軽自動車」という考えは客観的にみてみよう。そして自分の大好きな車を買おう。
(平成10年の軽自動車規格改定以降の軽自動車はタウンユースにはお薦めできる)
頻繁に高速を使う人は2000cc程度の排気量がある車を薦める。
周りの意見に惑わされず、自分の欲しい車を選んでほしい。