その他詐欺・悪質商法

2017/3/8更新

2017/3/8

電話番号の検索サイト業者、株式会社フォートラスト(三重県桑名市蓮見町41番地4、代表取締役西尾典久)に対し、二審でもサイト料の支払い請求を棄却、不法行為の成立を認容する判決(静岡地裁2017年2月24日判決)

2016年10月20日に当HPに掲載した新聞記事(同月8日付 静岡新聞、中日新聞)のとおり、請負情報料請求事件、同反訴事件について、電話番号検索サイトの運営会社株式会社フォートラスト(三重県桑名市の探偵業者)に富士簡裁が同社の請求を棄却し、慰藉料等で11万円の支払いを命じる判決が出されていましたが、株式会社フォートラストが控訴をしていました。
2017年2月24日、控訴審の静岡地裁は一審判決を支持し、被控訴人に対し11万円の支払いを認めた判決が下されました。

事案の概要

  1. 富士市に住むA男さん(当時72歳)は、自分の携帯電話に知らない番号から数回着信があったことを不審に思い、当該電話番号の使用者を調べるため、2015年12月8日頃、インターネットで「電話番号入力 無料」などと検索したところ、「Yahoo!知恵袋」か「教えて!goo」で「無料で電話番号が検索できるサイト」として紹介されていたURLから、本件サイトに辿り着いた。
  2. 本件サイトのトップページには有料の記載がなく、A男さんは無料と誤信したまま入力ページを開き、ページ下部の必要事項(検索対象の電話番号、A男さんの氏名、A男さんのメールアドレス)を入力した。入力ページの上部には、検索に5000円が掛かることが記載されていたものの、必要事項の入力フォームに目が行くページの作りであり、料金は目立つ記載ではなかったために気づくことが出来なかった。
  3. 必要事項入力後、「確認画面へ」というボタンを押すと、入力ページと全く同じ作りの確認画面が開いた。検索に5000円が掛かることは、入力ページと同じ位置(ページ上部)に書かれていたが、赤色の大きな文字で「記載内容をご確認下さい」と記載された下には、A男さんが入力した必要事項(検索対象の電話番号、A男さんの氏名、A男さんのメールアドレス)のみが表示され、料金についての表示が無かったため、A男さんは電話番号検索が有料であることに気づくことはなく、「送信」ボタンを押して申込みを完了させた。
  4. その後12月8日午前7時26分頃、電話番号検索サイトの運営会社の三重県桑名市の探偵業者株式会社フォートラストから、申込内容を確認する内容のメールがA男さんに送られてきた。そのメールに「登録情報が判明した場合には5000円をお支払い頂きます」と記載されているのを見て初めてA男さんは、自分が申し込んだ電話番号検索は1件5000円もする有料検索であることに気付いた。
  5. A男さんは酷く驚いたが、メールにはキャンセル方法の説明が書かれておらず、どうしたらよいのか分からず狼狽していたところ、同日午前10時15分頃、電話番号の検索結果としてA男さんが入力した検索対象の電話番号の使用者の氏名及び住所が記載されたメールが送信されて来た。A男さんは、5000円の記載が目立たず、申込みに際し金額の確認を求められなかったことから、不当な請求であると考え、支払いをしなかった。
  6. 株式会社フォートラストは支払いを拒否するA男さんに対し2015年12月22日、2016年1月10日に「代金の支払いが無い場合身辺調査を開始する」「ご家族、兄弟姉妹、職場の関係者、知り合いの方などにお聞きする場合もある」「調査費用は改めて請求する」などと脅迫めいた記載をしたメールを送信した。その後2016年3月3日頃、A男さんに株式会社フォートラストから電話があり情報料の支払いを求められたが、A男さんは上記の考えから支払いを拒否した。
  7. 同月17日頃、A男さんは株式会社フォートラストから郵送で情報料5000円の請求書と、A男さんの住所、電話番号、生年月日を記載した調査報告書、その調査費用として10万円の請求書、2015年12月22日、2016年1月10日メールの写しなどが送られてきたため、A男さんは当職に依頼。当職から株式会社フォートラストに不当請求であり、提訴をしないよう警告文書をFAXしたが、株式会社フォートラストはこれを無視し2016年3月30日提訴した。
  8. 僅か5,000円を請求する裁判ですので、A男さんには出来るだけ費用が掛からないよう私は配慮しました。簡裁事件では準備書面等を出せば、出頭しなくてもいいことになっておりますので、口頭弁論の日は準備書面等を予め提出して出頭しませんでした。証拠調べの日1回だけ私は出頭して、費用を最小限に抑えました。二審は私の地元静岡地裁でしたので、交通費も掛かりませんでした。
  9. 一審は、本件の請負契約締結は認められないとして、株式会社フォートラストの請求を棄却し、株式会社フォートラストはA男さんに対し11万円(慰謝料10万円、弁護士費用1万円)を支払うよう命じたが、株式会社フォートラストは静岡地裁に控訴。A男さんも株式会社フォートラストが控訴すること自体が違法として附帯控訴を行いました。
  10. 控訴審判決は、本件申し込みは錯誤であり無効であるとし、電子消費者契約法3条柱書の趣旨から、本件サイトの確認画面は消費者に実質的に料金の確認を求めているとは言えないとして、A男さんの重過失も認められないとして、控訴を棄却しました。上記6項の下線部についてA男さんに対する不法行為が成立するとして一審どおり11万円を認容しました。残念ながら附帯控訴は棄却されました。
  11. 尚、当職が国民生活センターに弁護士法23条の2に基づく照会をしたところ、株式会社フォートラストに関する相談が200件近く寄せられていることが判明しました。A男さんと同じく無料と誤信したまま申込みをして料金を請求され困惑しているケースや、個人情報を調査され不安を感じているケースが確認出来ました。
  12. 株式会社フォートラストの不当請求には断固闘うべきです。
  13. 2017年3月3日、株式会社フォートラストは上告しました。株式会社フォートラストは、これまで裁判の為に、一審提訴の印紙代1,000円、二審控訴の印紙代3,000円、三審上告の印紙代4,000円の合計8,000円を支払っており、裁判所に納める印紙代だけで、既にA男さんに請求した5,000円を越える代金を支払っています。また、裁判所に収めた郵券代や、三重県桑名市から一審の富士簡易裁判所に三回、二審の静岡地方裁判所に一回、足を運んだ交通費等の支出合計は、5万円を越えています。なぜ、そこまでして裁判を続けようとするのか、理解し難いものがあります。

2017年2月24日言渡 控訴審判決(PDFファイル)

2017/1/20

株式会社Place(東京都渋谷区渋谷一丁目),同社代表取締役石原吉則,「@-style(東京都渋谷区渋谷一丁目)取締役プロデューサー」こと小島雅章及び株式会社Reve(東京都渋谷区道玄坂二丁目),同社代表取締役金沢拓馬,及び同社従業員山口亨についての情報求む

  1. 静岡県に住む女性Aさんは,2013年12月,渋谷区の街頭でPlaceの従業員に声を掛けられ,スナップ写真の撮影に応じ,さらに同社が運営するサイトに掲載する写真撮影を口実に事務所に呼び出され,同社の別の従業員から「芸能関係の活動に興味があるならPlaceに登録すれば仕事を紹介する」旨勧誘され興味をそそられ応じたところ,「@-style取締役プロデューサー 小島雅章」を紹介されました。
  2. 小島は初めのうちはAさんにどんな仕事に興味があるか尋ね,プロフィール用の写真撮影や演技レッスンの見学を勧める等,芸能関係の話をしていたのですが,やがて「脱毛エステに興味はある?」「無料で脱毛の体験ができる」とエステ店を紹介するようなことを言い出しました。
  3. Aさんが興味を示すと小島からReveの山口亨を紹介され,山口から「Aさんは小島の紹介なので,Reveがエステの費用を負担するのでお金は掛からずにエステを受けられます。まずAさんの口座から引落をして,後からReveが同額をAさんに支払います」と騙され,AさんはReveが加盟している信販会社とクレジットカードの立替払いを利用するよう説明され,ダイヤのネックレス名目のクレジット契約書を作成させられた上,山口はAさんのクレジットカードを用いてパソコンでアマゾンギフト券の購入操作をしました。
  4. しかし,Aさんは結局1度も脱毛エステを利用できず,Reveからの支払もないまま,クレジットの債務だけを負うことになってしまい,住所地の消費生活センターに相談し,Placeに支払った写真撮影代の返金とダイヤのネックレス名目のクレジット契約の解除はできました。
  5. 私は,2014年12月10日付でアマゾンギフト券の被害に関し残債務・慰謝料・弁護士費用の損害賠償を求め,Place及び同社代表取締役石原吉則,小島雅章,Reve,同社代表取締役金沢拓馬,山口亨を被告として静岡地裁沼津支部に提訴しました。
  6. Reve及び金沢拓馬については訴状送達後,答弁書等を提出せず,期日にも出頭しなかったため原告の請求を認める判決が下り確定しました。小島雅章及び山口亨については公示送達により判決が確定しました(認容額は140万6506円)。
  7. また,Place及び石原吉則は,小島,Reve,金沢及び山口との共同不法行為責任を巡って争い,石原は控訴審まで争いましたがいずれも一審判決が確定しました(認容額は114万6506円)。
  8. しかし,小島雅章及び山口亨につき住居所等不明のため判決に基づく債務の履行を求めるための連絡方法がなく,Reve,金沢拓馬,Place及び石原吉則については催告書を送ったものの任意の履行はないため,Aさんの被害回復、新たな被害の防止、既に被害に遭われて未だ気付いていない人の被害の覚醒のために、株式会社Place,石原吉則,@-styleの小島雅章,株式会社Reve,金沢拓馬及び山口亨に関する有益情報の提供を求めます(但し無償です)。

2016/10/13

心の病をもつ女性に対する詐欺実行者、小島康敬(名古屋市中区葵2丁目在住)についての情報求む

  1. 私の依頼者である静岡県東部の女性Aさん(被害当時28歳)は、20歳頃からうつ病、統合失調症に罹患し、正常な理解力、判断力に劣る状態であったところ、2015年2月4日、出会い系サイトで小島康敬(名古屋市中区葵2丁目在住、昭和42年3月8日生)と知合いました。
  2. 小島康敬は、Aさんに対し、「困っていることがあれば何でも相談に乗るよ」というため、Aさんが統合失調症やうつ病で悩んでいることや経済的に困っているという悩みを打ち明けたところ、小島康敬は、「先物取引で儲けさせてやる」「300万円あれば2000万円になる」「一度、会って話をしよう」等と言い、Aさんに名古屋に来るよう求めました。
  3. (1)小島康敬の言葉を誤信したAさんは誘われるまま、翌5日、新幹線で名古屋駅に行き、名古屋駅まで車で来た小島康敬と合流しました。小島康敬は、Aさんを信用情報センター(CIC)に連れて行きました。小島康敬はAさんの信用情報を調べさせ、Aさんに借金がないことを知ると嬉しそうにしました。

    (2)その後、小島康敬はAさんをブランドオフ名古屋大須店に連れて行きました。小島康敬は、Aさんに対し、「現金の借入は限度があるから、先にブランド物を買って、渡してくれれば、俺が飲み屋の姉ちゃんに売って現金にするよ」「ローンを組んでも、月々の返済は俺が先物で儲けて払うから心配ないよ」等と言い、女性もののブランド品の腕時計を選び、Aさんにローンを組んで購入させ(79万8000円)、Aさんは小島康敬に購入させられた腕時計を渡しました。

    (3)その後、小島康敬はAさんに「先物取引をやるにはお金が多ければ多い方がいいから借りられるだけ借りた方がいい」と言い、三井住友銀行のカードローンで200万円、レイクで70万円の借入をさせ、Aさんは借りてきた270万円を小島康敬に手渡し、新幹線で自宅に帰りました。

  4. その後、小島康敬はAさんに対し、電話で「儲けさせてやるのだからもっとお金を用意しろ」「相談に乗ってやっただろ」等と声を荒げ、怖くなったAさんは2015年2月20日に小島康敬の名義の銀行口座に50万円を送金させられました。
  5. しかし、小島康敬が先物で儲けるというお金を振込んでくることはなく、Aさんが小島康敬にお金を返して欲しいと云っても返金されないため、Aさんは私に相談・委任しました。
  6. 委任を受けた私は、小島康敬の銀行口座を凍結要請しました。すると、小島康敬から私に電話があり、「『時計と現金』は受取ってない。Aさんが『謝礼』と云って口座に振り込んできた50万円なら返す」と言いました。私は、「Aさんの被害は購入させられた腕時計の分(79万8000円)と手渡した現金270万円と口座に送金させられた50万円の合計399万8000円なので、全額返しなさい。先に50万円を払うというのであれば、それは直ぐに払いなさい」と言いましたが、その後、小島康敬から連絡も支払いもありませんでした。
  7. その後、私がAさんの代理人となって、小島康敬を静岡地裁富士支部に民事提訴しました。小島康敬は、名古屋の弁護士に委任しましたが、途中でその弁護士が辞任し、小島康敬も裁判所に来なくなったため、Aさんは2016年9月29日、小島康敬に対する全面勝訴判決を得ました。
  8. ところが、その後、私から小島康敬に対し、判決で認められた金額を支払うよう求めましたが、小島康敬は支払いも連絡もして来ません。
    そこで、小島康敬についての有益情報の提供を求めます(但し、無償です)。

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