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誰でも入手可能なエラーコイン

 下の写真は米国のエラーコインで、左からリンカーン・セント、ジェファーソン・ニッケル(5セント)、ルーズベルト・ダイム(10セント)です。これはまた随分とずれて打刻されていますね。日本のコインでこれほどまでのエラーは、あまり見たことがありません。もしもこんな10円玉が見つかったら、物凄くプレミアがつくでしょう。ところが米国の造幣局では、見学のお土産にこのようなエラーコインが販売されているそうです。米国のエラーコインは入手が容易なので、かなり昔のことですが、話のネタに入手しました。
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古寛永16鋳地揃

 寛永通宝は、宝字の足が「ス」になっている古寛永と、「ハ」になっている新寛永に分類されます。新寛永は、既にご紹介したように、背面にミントマークがあったりして分類しやすいのに、古寛永は、ごく一部の例外を除いてミントマークがないので、字体の違いを拠り所に分類しなければなりません。でも、これって頭の体操になるので、ボケ防止に最適かも。サブコレクションの古寛永が16鋳地揃ったので、ご紹介しましょう。字体の微妙〜な違い、わかりますか。
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日本のミントマーク

 外国コインには、鋳造地を示すミントマークが付いているのが一般的です。しかし、日本の近代コインにはミントマークがありません。なぜなら日本の明治以降のコインは、ただ一箇所(大阪造幣局)で造られていて、鋳造地を示す必要がないからです。ところが日本も、江戸時代のコイン(寛永通宝)は全国各地で造られていたため、鋳造地を示すミントマークの付いているものがあります。そこで、サブコレクションとして集めている寛永銭の中から、ミントマークのバラエティをご紹介しましょう。これらの寛永銭は、入手が容易なものばかりなので、ちょっとしたポケットマネーでコレクションを楽しむことができます。
sheild 文:Tokyo
武蔵国江戸亀戸村)
佐:Niigata
越後国佐渡郡相川)
仙:Miyagi
陸奥国仙台石の巻)
十(輪):Tokyo
(武蔵国江戸深川十万坪)
小:Tokyo
(武蔵国江戸本所小梅村)
元:Osaka
摂津国大阪高津新地)
足:Tochigi
下野国安蘇郡足尾銅山)
長:Nagasaki
肥前国長崎浦上淵掛り稲左京)
一:Wakayama
紀伊国紀州一ノ瀬)

コインに描かれた紋章

 外国コイン、とりわけ19世紀以前の古いコインには、裏面に紋章が描かれていることが多く、この紋章を間近に鑑賞できることも、外国コイン収集の楽しみのひとつとなっています。中でも盾型の紋章は、国王の家系や支配地域を表すために厳格なルールに従って分割合成され、複雑なデザインになっていきます。
 盾型の紋章を中央に配したフリードリッヒ・ウィルヘルム4世の大紋章が描かれた、1842年発行のプロイセン王国・2ターレル貨の裏面のデザインをイラストレータで描いてみました。
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エッジのはなし

 エッジと聞いて、スキーの板よりも前に、コインを思い浮かべるようになったら、あなたはもう既に立派な病人です。病の原因となっているコレクションをすべて手放して、一日も早い社会復帰を目指しましょう(笑)。
 さて、私の数少ないコレクションの中から探し出した、エッジ(コインの縁)のバラエティをご紹介します。
EDGE
1.平滑縁 (plain edge)
 1円硬貨5円硬貨のような額面の小さなコインには、コスト的な意味からも、エッジには装飾を施さないのが普通です。もちろん例外もあって、英国・ゴチッククラウンのプレーンエッジは、特に有名です。
2.ギザ縁 (reeded edge)
 50円硬貨や100円硬貨でお馴染みですね。偽造防止のため、また識別を容易にするために、額面の比較的大きなコインにつけられます。ご存じのように、かつて10円硬貨もギザ縁だった時代があります。
3.銘字縁 (lettered edge)
 500円硬貨が最初に発行されたとき、エッジに文字が刻まれているのを見て、新鮮に感じた人も多いのではないでしょうか。でも実はこれ、海外ではずっと昔から、ごく一般的に使われてきた装飾です。凹文字と凸文字の2種類あります。
4.斜めギザ縁
 平成12年から発行されている現在の500円硬貨がこれ。単純な割には、意外に珍しいタイプです。
5.ギザ+銘字縁
 ボリビアの8ソル銀貨 (1833) など。
6.装飾縁(その1)
 メキシコの8レアル銀貨 (1832) など。
7.装飾縁(その2)
 ペルーの8レアル銀貨 (1805) など。
8.装飾縁(その3)
 香港の1ドル白銅貨 (1960) など。偽造防止のため、ギザ縁の間にビーズや文字の装飾を挟み込んであり、セキュリティエッジと呼ばれています。

大型銀貨ってどれくらいの大きさ?
CROWN SIZE

 中央のコインは、明治時代に発行された1円銀貨です。現在の1円アルミ貨(直径は約20mm、重さはたったの1g)とは比べものにならないくらい実に立派ですね。500円硬貨と比べても、その大きさがわかります。直径は約37mm、重さは約27gもあります。
 19世紀から20世紀初頭にかけて、世界各地で発行された大型銀貨は、おおよそこの1円銀貨と同じくらいの大きさで、重さでいうと平均25gくらいでしょうか。貿易に使用することもあり、どの国も同じような品位・重さでなければ、不便だったのでしょう。
 日本でもこのような大型銀貨が発行されていたのですが、残念ながら、私の収集テーマである肖像が描かれた通常貨は、これまで一度も発行されたことがありません。昭和33年に100円硬貨のデザインを公募したところ、昭和天皇の横顔を描いた案があったそうですが、これは実現しませんでした。