- チトワン国立公園で遊び、同行者2人と別れた後、我々はラウンドアンナプルナのトレッキングに出かける。アンナプルナとは、ヒマラーと呼ばれる7000メートルを越える山々が鎮座する山脈である。私達は標高5416メートルのトロンパスと呼ばれる峠を越えてアンナプルナの北側の乾燥地帯を大きく巻いて行く計画を立てた。日程がきつかったせいか、1日の歩く行程は10時間以上になった。
- 8/18 ドウムレ着
- 15:30にバスはドウムレに着き、ガイド(ハリー)と会う。前日の大雨のためバスが走らない。1600ルピーでトラックに乗車する。途中大型のトラクターに乗り換え(荷台に乗った)、何度もストップしながら、ぬかるんだ悪路をすすむ。夜になると蛍が無数に舞っている様子が見られる。トラクターの発着所のような村に着き宿泊する。夜中に雨が降っていた。
- 8/19 ベシサール着
- 5:00に起床。昨日のトラクターに乗車して出るが、1時間ほどでぬかるんだ坂道を上りきれずに動きが取れなくなる。降りて1時間ほど歩き、茶店でミルクティーとヌードルスープを食べていると、止まっていたトラクターが追いかけてきたので再び乗り込んだ。2時間程でカサバニの近くまでくるが車はパンクしてしまい、降車し炎天下ベシサールに向けて歩き続ける。休憩しているとポーターをしたいという男性が話しかけてきた。男はハルマンセレクタといい、45歳の地元の農民だ。ポーターを頼み、荷物を背負ってもらう。サルーをきた女性と、杖をついた老人と共に歩く。スリッパですたすた歩いている。やっとベシサールに到着。
- 8/20 Bahun Danda着
- 5:30出発。クアディで朝食。バルブルでポリスチェック。ナディで昼食。小雨の中、アップダウンのきつい山道を通って、やっとバウンダナに5:30到着。宿の外からチベット僧の低いお経の声が聞こえてくる。武井さんの腹の調子が悪い。
- 8/21 タール着
- 5:30出発。二人のザックを担いでいるポーターのハルマンさんの歩調は速い。
- サンジェで朝食。以後登り詰めの坂道を行く。ジャコットで昼食。曇っていなかったら眺めは良かっただろう。タールに到着4:30。川沿いの平坦な地所にある村である。標高2000メートルにあるため夕方になると寒い。宿泊は私達のみ。とても暖かな雰囲気の宿であった。
- 8/22 チャメ着
- 5:30発。カトルで朝食。バンガルチョップを通る。この村は昨年の冬雪崩により崩壊。八人のトッレカーが亡くなったそうだ。川沿いの山道を歩き、昼食はビスケット。やっとチャメに到着。ポーターのハルマカンさんと別れる。4日分のチップ1400ルピーを手渡す。笑ったときの顔がとてもよく、素朴な人だった。
- 8/23 ホンジェ着
- 6:30出発。ピサンという村はピンクの花をつけた蕎麦畑に囲まれた古風な佇まい。峠道からはホンジェの村と飛行場が見下ろせた。雪を被ったPESANGPEAKが目の前に見える。久しぶりの晴天。宿ではボイルドポテトを食べる。夜、月光に浮かんだCHHULUの山並みがうっすら見える。
- 8/24 ヤックルカ着
- 7:00発。3000メートルを越えたため高度順応を考えて行動する。川沿いの拓けた道を進む。マナンを通り、急速に高度を上げていく。ふり返るとアンナプルナの山並みが見える。ヤッカルカの宿には女将さんが1いる。夕食を作ってくれる。ついに4000メートルを越える。
- 8/25 トロンペジ着
- 川向かいの急峻な崖には鹿がいる。樹林も次第になくなり、荒涼とした景色になってくる。トロンペジは峠手前の宿だ。此処で体調を整えて一気に5000メートルを越える峠に向かって登ることになる。この日は、巡礼者が多数いた。馬に乗って峠道を越えようとする少女がいた。天気がとてもいいので、寝袋などを干した。夜、高山病を防止する薬を貰う。体を横たえてはいけないという。できれば寝るまで徘徊して体を慣らせばいいとガイドにいわれた。
- 8/26 ムクチナート
- 宿の真向かいから見上げると、山道は上へ上へと続きそして青空に消える。今日は難関のトロンパスを越えである。巡礼者が出かけ、静かになった宿を出発する。上り詰めた場所からは、雪を被ったヒマールが視界に全てはいるすばらしい眺めである。さすがに高度が高いためか動きがすこし緩慢になる。峠にはケルンが高々と積まれ、チョルテンがたなびいていた。ムクチナートから登ってきた二人のドイツ人に会う。左右に6000メートルを越える山が迫っている。瓦礫帯を下る。途中ヤクに会う。眼下にムクチナートの村が見える。ムクチナートはヒンドゥー教徒の聖地である。ダウギラリの孤峰が見えてくる。長い道のりだった。寺院を見てまわる。羊を殺している場面に出くわした。
- 8/27 ジョムソン
- ジョムソンには馬に乗って、殺風景な乾燥地帯を進む。奥にはムスタン王国がある。ジョムソンは大きな街である。翌日、単発プロペラ機に乗ってポカラに戻る。
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