利尻・トムラウシ日記 
  
7月21日 
三島7:14発(新幹線)〜羽田9:45発(ANA1:50)〜稚内空港11:35着 (宗谷バス)〜稚内市内  宗谷岬等散策〜稚内15:30発(東日本海フェリー1:40)〜利尻島鴛泊17:20発〜(宗谷バス0:30)〜沓形17:50着                       沓形岬公園キャンプ場テント泊
 
 曇り空の稚内に到着してから鴛泊行のフェリーを待つ間に、たからやというラーメン屋で550円のおふが浮かんでいるあっさりとした塩ラーメンを食べる。店の女主人にママチャリを借りてノシャプ岬に向かう。海岸沿いの路をオフォーツク海を見ながら、風に向かって進む。海が茶色く見えるのは昆布のせいだ。岬から望めるはずの利尻島、サハリンは曇り空の中で見えない。1時間50分ほど浪に揺られながらやっと利尻島に到着。港に降り立ち、利尻山を見上げることができた。直ちに、沓形行きのバスに乗り込み島の西側へ向かう。テントを張った沓形公園は海岸近くで、トイレや水場などの施設が整ったとても眺めのよい場所だ。芝生の上には既に3張りのテントがある。この日、沓形町では水産祭りが行われていて、無料で配られていたホッケのすり身汁を3杯頂いた。焼きウニ400円とホタテ150円を屋台で買い、明日の食料を仕入れてテントへ帰る。夜中に豪雨。計画変更だな。      
7月22日 
沓形バスターミナル8:40発バス〜鴛泊・・姫沼・・ポン山・・鴛泊北麓野営 場11:30着・・利尻富士温泉12:00〜丸善簡易宿舎16:00・・ペシ岬、鴛泊港散策   丸善簡易宿舎泊(一泊二食付き6000円)                             
 案の定、朝から雨。沓形・・利尻山・・鴛泊 縦断コースを諦め、鴛泊からのピストンとする。そのために鴛泊へバスで移動。島の北側は時々青空が見られる曇りであった。凡そ3時間、姫沼、ポン山を経て野営場へ向かう。ポン山からガスのかかった利尻山と海岸端が眺められたが、風雨が強い。野営場に着いたときは土砂降りで雨は止む気配がなくテント設営は不可能。30分ほど雨の中を歩いて利尻富士温泉で様子を見ることにする。稚内のラーメン屋で一緒だった人も登頂を諦めてここにいた。明日チャレンジするとのこと。私も宿舎に泊まり早朝からの山行とする。丸善簡易宿舎の女将さんはフェリーターミナルの同名の食堂を経営している。車を貸してあげるから自分で運転して登山口まで行きなとのこと。ホッケやボタンエビ等、海の幸がいっぱいの夕飯で満足。以前、雲取山で一緒だった戸塚さんと偶然会い、明日一緒に登ることにする。
7月23日
 利尻山山行『丸善簡易宿舎4:00発(車10分)〜北麓野営場4:15着・・長 官山・・利尻山避難小屋 ・・分岐・・利尻山8:20着・・北麓野営場12:10着〜利尻富士温泉(12:45~14:00)』〜丸善・フェリー乗り場16:00発(東日 本海フェリー1:40)〜稚内 着17:40    さいはて旅館(素泊まり5000円)
 
 終始曇っていたが、雨は降らない。高度をあげると山頂が見える。時々鴛泊や沓形の港や、礼文島を見下ろすことができる。山頂は小さな祠がある。虫が多く飛んできて体にくっつく。登りと下り、兵庫の二人ずれの男性と一緒になることが多く、稚内でも同宿する。昼食は待望のウニ丼(3000円 馬糞ウニ ウニの季節もそろそろ終わりとのこと)夕食はたからやで醤油ラーメンを食す。

7月24日 
 稚内7:52発(急行宗谷)〜旭川駅11:54着・・旭川市内食料ガス等調達・・旭川駅15:13発(帯広行き快速電車1:35)〜新得17:10着〜タクシー〜トムラウシ温泉      
                    トムラウシ東大雪荘(大部屋 一泊二食付き5900円)
 
 利尻島での一日のロスを取り戻すために、旭岳温泉入山から、トムラウシ温泉〜トムラウシ〜黒岳縦走と予定を変更する。タクシー13000円の出費は痛かった。新得駅前のスーパーで食料追加する。富良野経由の鉄道沿いの田んぼは稲穂が頭を垂れていた。タクシーの運転手によるとこれからは秋鰺(鮭)の季節とのこと。宿舎では下山してきた若い男性と、明日トムラウシに登る男性と同部屋となる。山道の様子を教えてもらう。年輩の方は東京から車で来ていて、昨日利尻山に登ったということ。どこかで出逢ったのかもしれない。 

7月25日
 『トムラウシ泉発5:00発〜車〜登山口5:30着・・トムラウシ10:30着(昼食)11:15発・・ヒサゴ沼避難 小屋13:20着 』                          ヒサゴ沼避難小屋泊
 昨日同宿した男性の車に同乗させてもらって登山口に向かう。カムイ天上辺りの2時間の登り昨日らいの大雨でぬかるんでおり非常に歩きにくい。(昨晩のテレビでの天気予報では前線が北海道を通り、大雨注意報が発令されていたそうだ。今後、北から高気圧が張り出し天気は持ち直すと伝えていた。)6:30頃から雨が降り出し益々歩きにくくなる。ヒグマのこともあり、単独で歩くことに不安を覚えて、二人連れの年輩の登山者の後に付いていく。かなり速いペースで登る。登りつめるにつれて晴れてくる。前トムラウシの見える弟2見晴台の平坦な場所に8:30に到着。ザックカバー等を乾かす。霞んでいたが、彼方にこれから向かう東大雪の山々が見える。日本庭園を経て山頂へ向かう。高山植物が点々と残っている。およそ2時間をかけてトムラウシ山頂に着く。誰もいない山頂には餌付けされたのかリスが近寄ってくる。南沼や雪渓が見下ろせる。鳴きウサギの声がいたる所から聞こえてくる。1時間ほど昼食をとりながら休息。下山し、しばらくすると北沼を通過する。高山湿地帯を経てヒサゴ沼への分岐に至る。ヒサゴ沼は雪渓が溶けだしてたまった大きな沼だ。辺りには咲き残った高山植物が見られ、静かな所だ。小屋には6人が泊まる。一晩中激しい雨。予報とは違う。
                     
7月26日 
ヒサゴ避難小屋7:00発・・化雲岳・・五色岳・・五色沼・・忠別小屋との分岐・・忠別岳避難小屋9:00着                                        忠別岳避難小屋泊
 雨とガスの中を出発する。ラジオによると雷雨注意報が上川、石狩地方に出ているとのことで、予定を変更せざるをえない。今日は忠別岳避難小屋で停滞することにし、明日、一気に層雲峡に下ることにする。ヒグマと雷が心配で、ラジオを鳴らしながら歩く。背丈ほどのハイマツと、水に浸かった山道のためにぐっしょり濡れる。晴れていたら五色沼を愛でながら歩けたろうにと思いながら、素早く通り過ぎる。避難小屋に到着すると登山者が2人いた。一人は今から出発する様子。もう一人は・・・・。7月21日から白雲避難小屋から入り、ヒグマを追っている写真家。寒かったので着替えてシェラフの中に潜り込む。午後2時ごろから晴れてくる。小屋はアルプスのハイジに出てきそうな三角形の小屋。すぐ近くには雪渓とすばらしい高山植物のお花畑。写真家によると、7月10日が花のピークで、その後は風雨で花弁が散ってしまったそうだ。ただ、非常に多い積雪のため、雪渓が溶けるのがこの夏は遅いため、やっと開花した花も見られるとのことだ。今こうして高山植物のお花畑がみられるのは非常に珍しいとのこと。忠別岳の山肌に広がる草原帯にキタキツネと蝦夷鹿が見られた。写真家は午後、忠別岳周辺に向かい夕方戻ってくる。忠別岳の崖の下で1匹の大きなヒグマの単体(オス)をカメラに収めたそうだ。夕方西日が見える。石狩岳の肩に満月浮かんでいる。夜、快晴。明日は必ず晴れるだろう。 
                 
7月27日 
 忠別岳避難小屋6:10発・・忠別岳7:00・・高根ヶ原分岐8:45着・・白雲避難小屋9:30・・10:00・北海岳11:00・・黒岳石室12:00昼食・・黒岳13;00〜リフト・ロープウエー〜層雲峡14:30着〜15:10発バス〜旭川駅 17:10着                      トロン第一ホテル泊(素泊まり5500円) 4:30起床。快晴。朝焼け。北海道を訪れて最もよい天気に恵まれる。写真家は6:00頃昨日の場所へ向かう。早朝は熊が活動する時間帯とのことで出発を遅らせる。相変わらず背丈のハイマツの滴に悩まされるが、日光を浴びてすぐに乾いてしまう。心地よい山行。後ろにトムラウシ、右手に石狩連峰、そして前方に旭日岳・・・所々に咲いている高山植物、高原湿原、沼を写真に撮りながらぶらぶら歩く。白雲避難小屋まで誰にも会わず、大自然の息吹を満喫する。黒岳では高校生の集団とぶつかって、下山に時間がかかった。リフトの乗り口で下山のチェックを受ける。層雲峡で泊まる予定であったが、YHは身分を証明するものがなかったので泊まれなかった。 
7月28日 
旭川〜旭川散策〜旭川空港15:50発(JSL1:30)〜羽田17:20着〜三島20:20着 
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